人生の進路 path in life 2004 8 31
今日は、嫉妬心というものを科学してみましょう。
嫉妬心というものは、たいてい嫌われていますが、
ここでは、プラスに考えてみましょう。
たとえば、オリンピックで、水泳の選手が金メダルを獲得したとします。
それに対し、たいていの人は、嫉妬心を抱かないはずです。
ところが、あなたが水泳の選手で、
オリンピック選考には合格できなかったけれど、優秀な選手だったとします。
こうなると、おそらく、あなたは、金メダル選手に嫉妬心を抱くはずです。
このように、嫉妬心とは、あなたが最も関心を持っている分野を教えているのです。
あるいは、あなたの才能がある分野を教えているのです。
あなたが優秀な選手でなかったら、こうした嫉妬心は起きなかったはずです。
つまり、こう考えてもよいかもしれません。
嫉妬心は、あなたが何に一番関心を持っているかを教え、
そして、その方向に努力すべき分野があると教えているのです。
つまり、嫉妬心とは、人生の水先案内人です。
ですから、嫉妬心を感じる相手とは、あなたの理想像なのです。
あなたは、嫉妬心を感じる相手を理想像として努力すれば、成功する可能性が高いのです。
決して、嫉妬心を感じる相手を否定してはいけません。
それは、あなたの理想像を否定することになるからです。
成功への道とは、嫉妬心を感じる相手がいたら、よく研究すべきなのです。